抵抗-死刑囚からの手記-"ロベールブレッソン"

巨匠と呼ばれる監督はたくさんいますがブレッソンもその中の一人である事は間違いありません。

ブレッソンは自身の映画をシネマトグラフと呼び、その特徴として素人の出演者を抜擢し、半年以上動きや顔の角度に至るまで執拗な行為・行動の反復練習を経て撮影に臨むというスタイルをとっています。過剰な演技を拒み単調とした機械的な動きを刷り込ませる事で、よりそこに在る人を撮っているような映像づくりをしています。

緊急事態宣言が発令されてはや1か月、出かけられずにSTAY HOMEな方も多いのではないでしょうか

そんなSTAY HOME中でも楽しんでいただけるように（アベノマスクよりも皆様に貢献できることを目指して）映画をいくつか紹介していきたいと思います

自分自身映画の知識は決して深くはないのですが親が子を見守る様なあたたかい目でみていただけるとありがたいです

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"ガタカ"アンドリューニコル

『努力に勝る天才なし』という言葉がふさわしい映画です

かといって熱血漢のような漢がでてくる訳ではなくスタイリッシュな若き日のイーサンホークが主人公です

自分の信念を貫く、口でゆうのは簡単ですが実行するにはとても膨大なエネルギーが必要です

自分もこの映画を見てまだまだ努力が足りないなとしみじみと感じました。。

ワンシーンごとの描写がとても美しいのでインスタ映えを日々研究している方達にもオススメできる作品となっております

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"レイニーデイインニューヨーク"ウッディアレン

ハーヴェイワインスタインのセクハラ暴露をきっかけに起きたMeToo運動で監督自身もハリウッドからアンジャッシュ渡部ばりに干され、本作はお蔵入りになっていました。真偽のほどは僕にはわかりませんが映画の評価を変える物ではないと思います。ニューヨークを舞台にした映画はたくさんありますがここまでロマンチックなニューヨークを撮れる監督はウッディアレン以外いないのではないのでしょうか。オシャレ女子から大人気のティモシーシャラメとエルファニングが出ているというミーハー魂で観ましたが完全にウディアレン仕様に仕上げってました。

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"ストレイトスーリー"デヴィッドリンチ

禍々しい雰囲気等は一切出てこないデヴィッドリンチの作品を知っている方からすればある意味衝撃の映画となっております

実話が基になった本作は老夫が遠く離れた場所にいる兄に会いにいくだけのストーリーですが、その旅の途中老夫の含蓄のある話だったり、アメリカ中西部ののどかな農村地帯が絵画のように美しいです。旅にいけない今だからこそ旅に出たくなりますね

デヴィッドリンチが脚本に携わってないからこそキレイな映画に仕上がっております(?)

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"天才マックスの世界"ウェスアンダーソン

天才ウェスアンダーソンの世界を垣間見ることができます。監督の初期作ですが既に登場人物全員のエキセントリックさや、色使いだったりが確立されているようにかんじます。27歳頃につくったらしいんですが自分もちょうど同じくらいの年齢なのでもっと頑張らないと、という気持ちにもさせられる映画でした。

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興味の出る作品が一つでもあれば幸いです

以前、緊急事態宣言が出た際もブログを書いているのでそちらもぜひご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございます

"ストレンジャー・ザン・パラダイス"ジム・ジャームッシュ

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ジム・ジャームッシュといえば日常を切り取る天才で、本作もまた詩的にすすむ物語と音楽の調和がとても心地いいです。またこの映画をきっかけにジム・ジャームッシュの名は瞬く間に世に広がっていきます。

ジムジャームッシュ自身はもともと映画監督になりたかったわけではなく詩人を目指していました。

当時のアーティスト志望の若者たちの多くがそうだったように青春時代に長くヨーロッパを旅しましたがパリでの滞在中に映画を見まくり映画作りに惹かれていったらしいです。

だからこそ作中の言葉選び、言い回しが他の作品と一線を画すものになっているのだと思います。

軽妙な短い台詞が音楽の様に映像に挿入され独特な雰囲気がたまりません。

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どこを切り取っても画になるジム・ジャームッシュの映画、まだご覧になったことのない方はぜひオススメです！

新型コロナウイルスの感染拡大でせっかくのゴールデンウイークに外出自粛で1日中ご自宅で過ごしている方も多いと思うので最近見た中でオススメ映画を紹介したいと思います。

というのも、Amazon Prime,U-NEXT,netflixの3社と桃園の誓いなみの熱い兄弟の契りを交わしまして、最近の自粛営業とあいまって空前の映画鑑賞ブームが到来しているのです。少しでも自粛生活が続く皆様の気分転換になればと思います。

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"アンカットダイヤモンド"ジョシュ&ベニー・サフディー(netflix)

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netflixとA24のコラボ制作の映画アンカットダイヤモンド。サイケデリックなオープニングを。不安を煽る天才サフディー兄弟の前作である『GOOD TIME』も逃げる男の緊張感がopn手掛ける音楽と共にひしひしと伝わってきましたが、本作はよりパワーアップし思わず手を握り締めてしまうラストのクライマックスは必見です。余談ですが音楽を手掛けるopnは『ブリングリング』の音楽監督を務めてました。ストーリーだけでなく音楽も楽しめる映画です。

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"20センチュリーウーマン"マイク・ミルズ(netflix,U-next)

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こちらもA24の配給で親子の愛を映画にしたストーリーです。エル・ファニングが出演しているカルチャー推ししてそうな映画は他にもありますが僕は断然本作をオススメします。70年代後半を軸にファッション、カルチャー、音楽を上手く入れ込みながらも映画としても素晴らしい作品です。カルチャー好きなかたにオススメです。

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"デスプルーフinグラインドハウス"クエンティン・タランティーノ(U-next)

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B級映画大好きクエンティン・タランティーノが80年代B級映画をオマージュして撮影されました。グラインドハウス"とは、アクションやバイオレンス、セックスの要素を盛り込んだ安っぽいB級映画を2～3本立てで短期間公開する興行形態の映画館のこと。本作の魅力はタランティーノ節全開の「ダラダラした会話とバイオレンス、グロ満載のカーチェイス」です。10作撮ったら引退するといっているタランティーノは去年の『ワンスアポンアタイム』が通算9作目でした。もう今から名残惜しい気持ちになりますね...

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"ノスタルジア"アンドレイ・タルコフスキー(U-next)

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ソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーが初めてソ連以外で制作した作品。ひとつひとつの描写が美しくその芸術性が遺憾なく発揮されています。象徴的に描かれる"水"のイメージにも注目してほしいです。泉や温泉など、まるで聖地を旅しているかのようで、芸術家の精神世界に迷い込んだような不思議な気持ちになります。ゆったりとアートな映画を見たい方にオススメです。

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"ドライブ"ニコラス・ウィンディング・レフン

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ニコラス・ウィンディング・レフンといえば『ネオンデーモン』がなぜか最もフューチャーされてるようですが代表作は間違いなく本作だと思います。多くを語らず映像と音楽により話を進んでいきます。ヒロイン役のキャリーマリガンのショートヘアも可愛くオススメのヘアスタイルです。キャリーマリガンを見てショートカットにしたくなったかたは是非BEAUTRIUM GINZAへお越しください。お待ちしてます。

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はからずもAmazon Primeで観れる映画を紹介できませんでしたが、長くなってきたので(疲れたので)このあたりで終わろうと思います。

そして髪の毛が限界を迎えた際にはどうぞBEAUTRIUMもご利用ください。お電話での対応のみとなっておりますが、感染防止対策を徹底してお待ちしております！

 

今、最も注目を集めている映画監督ポン・ジュノですが、最もアツいのはこの映画の監督,アリ・アスター。

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そのアリ・アスター監督の長編２作目となる新作

『ミッドサマー』

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前作の『へディタリー/継承』はまだ見ていませんが俄然見たくなりました！

それくらいホラー映画の常識を覆されました。

と言っても、普段ただのホラー映画ならほとんど観ないのですが。

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映画の舞台となる北欧スウェーデンの奥地の自然に囲まれた村はこんな素敵な場所なら一度訪れてみたいと思うほどにユーフォリックに包まれています。

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この映画には"北欧神話","ルーン文字","ヴァイキング"など、知っていればより楽しめる伏線が張り巡らされています。

まったくそういったことに無知な僕は観賞後、ネットで映画マニアな方々の考察を色々と拝読いたしました。

本当に凄い人の考察は読んでてシビれます。それほどに伏線が多い！

難解な要素も組み込みつつ、実はアスター監督自身の失恋を表現した映画らしいです！表現力がすごすぎますね...

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絶賛失恋中の方には共感できるかもしれません(?) .

ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください！