AOYAMA St.

Cinema Friday~魔女の宅急便~

本日は金曜日。

と、いうことでCinema Fridayです。

今回は自他共に認めるジブリフリークのgaienフロント佐竹がお気に入りのジブリ映画を紹介します。



今回は子供から大人まで愛されるスタジオジブリ作品の一つ、『 魔女の宅急便 』についてお話ししたいと思います。

魔女の見習の娘、キキが掟にならい黒猫のジジを連れてよその街に修行に出ていき、
そこで色々な人と知り合い、見たこともないものと触れ合い、子供から大人になっていく・・・
子供のころに一度は必ず見たことがある、この作品。

皆さん、クライマックスはキキが少年、トンボを空中で助けるあのシーンだと思っていませんか?
実は監督の宮崎駿さんの中には、そのシーンとは別に、クライマックスのシーンが存在しているそうです。

勿論いろんな解釈があり、いろんな説があるのですが・・・。

宮崎駿さんがこの作品を通じて、描きたかったのは 『一人の少女の自立』 だそうです。

13歳のキキが、誰にも頼らず自分の力だけで知らない街に旅立って、
人の暖かさにも、そして人の冷たさにも触れます。
そうして段々と世間の荒波に揉まれたキキは日常生活の不安定から、知らずとふさぎこんでしまいます。

その不安定さから、魔力が弱くなり、空も飛べなくなり、黒猫のキキともしゃべれなくなってしまう。


実は、キキが黒猫のジジと会話を交わすのは、悩みだらけの思春期の女の子がする
自分自身との対話を表現しているそうです。

「これで大丈夫かな?」「このままでいいのかな」

悩みなんて他人には話せなくて、ジジとしか本音が話せなかった引っ込み思案なキキが、
ネガティブな自分から成長するために
自分たった一人で絵描きのお姉さんの家に泊まりに行きます。

宮崎駿監督が思い描くクライマックスは、キキが一歩踏み出す、このシーンらしいです。
キキは魔力が戻った後も、ジジと会話ができません。
それは自分の力で少女から大人になり、もう自分の殻の中に閉じこもることはなくなったから。

魔女の宅急便の原作ではキキがジジと話が出来なくなることはないのですが、
宮崎駿監督は『少女の自立』をより表現するために、映画でこの設定を追加したそうです。


小さい頃この映画を見た時、なんでジジは話せないままなんだろう???と不思議に思い、
大人になり、もう一度観てみると、小さなところまでこだわって作られた作品だという事に納得します。
深いですねーー。さすが巨匠です。さすがハヤオ・ミヤザキ。
小さな子供が見ても、大人になっても、子供のままに純粋な気持ちで楽しめる。
スタジオジブリ作品の魅力です。


ちなみに、スタジオジブリのもう一つの魅力。
登場するご飯がとっても美味しそうで思わずお腹がすくこと間違いなしです。

aaaami

                        




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