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Cinema Friday ~気狂いピエロ~

今回のCinema Fridayは『気狂いピエロ』 (きちがいピエロ)です!




なんとも・・・なタイトルのこの作品はフランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールの作品です。

ゴダールの作品は、話や設定はとっても単純でこちらの「気狂いピエロ」も話はとっても単純。
駆け落ちをした男女が、ドタバタと波乱万丈に逃避行し、結局は移り気な女に裏切られてしまう、というお話です。

その単純なお話をスピード感あふれる作品に仕上げてるのは、なんといってもゴダール特有の「ジャンプカット」という技法です。
普通なら動作を一連の流れで撮るのですが、ゴダールは一枚ずつの写真を繋げるように、カットを繋ぎ合せることによってスピード感が出るんです。

でも実はこの技法、時間が長すぎると言われた映画を、それならとブツ切りにして短くして、偶然出来た技法なんです。。

なんともイカしてますね。。。





そしてもちろん、こちらの作品の魅力と言えば、60年代フランス映画を彩った女優 アンナ・カリーナ♡
ゴダールの映画で描かれる女性は、移り気で、気まぐれで、そして華やか。
彼のミューズとして数多くの作品に出演したアンナはまさにそんな女性で、
彼女のくるくる変わる表情にくぎづけになります♡


色鮮やかで、型破り。隅々までこだわってるかと思いきや、いきなり手を抜いちゃったり。。
魅力たっぷりなゴダール映画、ぜひこの機会に観てみてください!





ちなみにコチラもオススメです。「女は女である」♡
アンナ・カリーナが演じてるだけで楽しそうで幸せそうで・・・
カメラの向こう側に恋していたころのアンナ・カリーナです♡

aaaami




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