秋の夜長にオススメ本
こんにちは!
スタイリストの上岡です
アートのお話に続いて秋と言えば読書!!
という事でオススメ本を紹介したいと思います^^
今回ご紹介する本は
三千年前に中国で生まれたといわれる囲碁を、いまのようなかたちに進化させたのは、江戸時代の日本人だった。
徳川家康は碁を好み、当代有数の打ち手に扶持を与え、碁に精進するよう命じた。
やがて、四つの家元が生まれる。
各家元の目標は、名人を一門から生み出すこと。そのために全国から天才少年を集め、ひたすら修行をさせた。
だが、名人は、同時代のあらゆる打ち手を凌駕するほどの力を持つ者しかなれず、
江戸時代の二百六十年間に誕生した名人はわずか八人であった。
「古今無双の最強の名人になる」――江戸時代後期、そんな破天荒な夢を持ち、ひたすら努力を続ける少年がいた。
その少年こそ、文化文政から幕末にかけて当時の碁打ちたちを恐れさせた一代の風雲児「幻庵因碩」である。
少年に天賦の才を見出し、夢の実現を託す義父の服部因淑。少年とともに闘いながら成長していく、本因坊丈和。
そして、綺羅星の如くあらわれた俊秀たち。
彼らは、碁界最高権威「名人碁所」の座をめぐって、盤上で、
時には盤外で権謀術数を駆使しながら、命懸けの激しい勝負を繰り広げた。
ーーーーーーーーーーーーーamazon内容紹介抜粋ーーーーーーーーーーーーーー
百田尚樹さんは同じジャンルを2度と書かないと言っているように
戦争の話や戦後の話からオオスズメバチ、SF等
テーマにする題材が多様で
さらに作風も全然違うのが魅力で僕が好きな作家の1人です(めちゃくちゃベタですが)。
『幻庵』は囲碁棋士で江戸時代に実在した人物
更に棋譜も実在しているものを資料としていて
百田自身、元々囲碁が好きだという事もあり
如何に凄まじい情熱を持って執筆したのかが
本文中に度々出てくる筆者の考察を読むと伝わってきます。
囲碁の話なので囲碁がわからないから読めないなー
と思うかもしれませんが大丈夫です、
僕も一切囲碁のことはわかりませんでしたが
めちゃくちゃおもしろくて
上下巻で800ページほどあるのですが一気に読めました。
ちなみに読み終わっても囲碁の事は全然わかりません、、、
棋士の人となり
棋士同士の関係性
盤上での息を飲むような読み合い
場外での政治
同じ野望を持つ者たちが
この時代の棋士としてどう生きたのか
読み手を飲み込むような一冊です。
超オススメです。
兵庫県神戸市中央区海岸通3番 シップ神戸海岸ビル4F
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