こんにちは!
スタイリストのウエオカです。
芸術の秋ということで、少しだけアートについて
去年、ZOZOTOWNの前澤友作さんが
バスキアの作品を123億円で落札されたことは記憶に新しいのですが
何故、アートにはそこまでの価値があると思いますか?
例えば、技術革新によって生み出されるプロダクトには
私たちが目に見えて体感できるものが多いですよね?
一番わかりやすいものではスマホやIoTなどはテクノロジーの進化の賜物です。
サイエンスは世界の見える範囲を変えるモノと言われていて
壁に囲まれた空間でスーパーボールを思いっきり投げると
四方八方に猛スピードでハネますが、ある程度追えませんか??
それは私たちが今まで勉強してきた物理学の等速直線運動や反射角などによって
脳が補足しているからです。
ではアートは何か
世界の見え方を変えるモノと言われています。
1877年『パリ通り、雨』ギュスターブ・カイユボット
この絵ではみんな傘をさしているし水たまりもあるので、
間違いなく当時のフランスの雨の日を描いたモノなのですが
"雨"が描かれていません。
それはこの時代のフランス人には
"雨"が見えていなかったのではないかと言われています。
一方、それより少し前
名所江戸百景『大はしあたけの夕立』歌川広重
では雨が強弱のある線で描かれています。
当時の浮世絵師は雨を線で表現していたのです。
この絵はゴッホも模写をしているのですが
『雨中の橋』フィンセント・ファン・ゴッホ
今では子供でさえも雨を書くときに線で描きますが
当時の欧州の画家らには衝撃だったんだと思います。
たったこれだけのことではありますが
モノの価値観、見え方を大きく変えるアートだから価値があるのです。
そう考えると、アートに触れるのも楽しくなりませんか?
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