CATEGORY : ジュン ウエオカ
こんにちは!
スタイリストのウエオカです☆
少し間が空きましたが
今回はバロック篇です‼︎
前回のルネサンス篇はこちら
時代は16世紀から17世紀
日本では戦国時代真っ只中で後期には本能寺の変があったり
関ヶ原の戦いで徳川率いる東軍が西軍をボコボコにしていた辺り〜
バロックはこの時代の宗教観の流れから生まれたので
まずそのお話しから、、、
カトリック教会の腐敗が進む中で
サン・ピエトロ大聖堂の大改修に乗り出します。
その莫大な改修費を贖宥状(しょくゆうじょう)っていう
聖書のどこにも根拠のない免罪符を売ることで賄おうとしたことに
猛反発し、教会批判はルターの宗教改革によって
プロテスタントを生みました。
復権を目指すカトリック教会は
かつてのような宗教画をさらに劇的にする絵画を推奨し
「見る聖書」だった宗教美術を
より劇的に表現することで人々の心に訴えていこうとする気運が高まりました。
一方、質素倹約を旨とする原理主義的なプロテスタントでは
キリストや聖人の絵画を教会に飾ることは
偶像崇拝にあたるとして禁止し
裕福な市民階級の邸宅の壁を飾る肖像画や
風景画が描かれるようになりました。
中でも人気だったのが
一般市民の日常を描いた風俗画で
フェルメールの作品はこの時代の代表的な作家です。
ヨハネス・フェルメール『牛乳を注ぐ女』
この流れをバロック美術というのですが
カトリック世界、バロック世界で全く違った
美術様式が発展していきます。
日本が天下を統一するだのしないだの言っている間に
西洋では宗教観で争ってそれによって美術観が巻き込まれていたみたいです。
ちなみに、最近テクノロジーを使って
『牛乳を注ぐ女』を3Dで見られるようになっているみたいです。
そうやって色んな角度からアートを感じられるように
なってくるとまた、また面白いなあと思ってます。
次回は写実主義です☆
兵庫県神戸市中央区海岸通3番 シップ神戸海岸ビル4F
電話: 078-332-5519
営業時間: 火・木・土曜/10:00〜20:00 水・金曜/10:00〜19:30 日曜/10:00〜19:00
祝/10:00〜18:30
定休日: 月曜
アクセス:JR・阪神電鉄「元町」駅 東口より徒歩7分
こんにちは!
スタイリストのウエオカです^^
今回は皆さんが知っている絵の多い
ルネサンスについて書いていこうと思います。
神からの脱却と言われる14世紀のこの時代は
イタリアがイスラム圏との交易で盛んになったことで
パトロン(画家などのアーティストを囲って養う人や団体)
が教会から冨を成した"家"に変わり(メディチ家とかは有名ですよね)ました。
当時は識字率が低かったことから教会は"読む聖書"
として宗教画を書かせていたのですが
メディチ家などのパトロンは知識の源流である
古代ギリシャやローマの文化を探求することに興味を持ったことから
人間を中心した世界観へと変わって行ったのです。
ちなみに、ルネサンスは「再生」という意味のフランス語で
キリスト教が普及する前の古代ギリシャやローマの
文芸を再生しようとする試みだそうです。
この時代を代表するアーティストは皆さん知っている
ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ
三大巨匠と言われていてこれ以降
この3人をお手本として競い合いました。
この3人を紹介するとかなり長くなるのですが
めちゃくちゃ簡単に説明すると
この時代に皆さんが小学校で習った
"一点透視図法"が生まれました。(この絵で生まれたわけではありません)
『モナ・リザ』ダ・ヴィンチ
説明する必要もないとは思いますが空気遠近法、テンペラ画、三角形の構図、
背景をイメージとして書いたりと肖像画の全ての基本はこの絵から生まれたそうです。
人間の裸を描くことは中世キリスト世界では
ふしだらであると考えられてましたが
ルネサンス期になると、美として捉えられるようになりました。
このように教会の指示通りに作られていた絵画から
自らの表現方法を出し始めたのがルネサンスで
西洋絵画美術史では"近代の始まり"
と呼ばれています。
ここから全てが始まったと言っても過言ではないぐらい
絵画史は大きく変わって行きます。
ルネサンスのポイントは
キリスト教から脱却して、自由な表現方法が認められ始めた
ということです^^
次回はバロックです!!
兵庫県神戸市中央区海岸通3番 シップ神戸海岸ビル4F
電話: 078-332-5519
営業時間: 火・木・土曜/10:00〜20:00 水・金曜/10:00〜19:30 日曜/10:00〜19:00
祝/10:00〜18:30
定休日: 月曜
アクセス:JR・阪神電鉄「元町」駅 東口より徒歩7分
こんにちは!
スタイリストのウエオカです。
近頃、ビジネスパーソンによる芸術への関心が強くなっているのですが
それはあらゆる情報の均一化によって"正解"に価値が無くなり
美意識による意思決定を論理と経験で支えることが重要になってきているからです。
そこで、今日から数回に渡り西洋美術について
みなさんと一緒に勉強していこうと思います^^
芸術作品を鑑賞するときに「感性の赴くまま観る」という雰囲気がありますが
それは日本人特有のもので
一般的に日本人が西洋絵画に触れた明治の文明開化以降
その頃西洋美術は印象派全盛期で知識や教養は必要なく
純粋に目で観て楽しめるものだったことから
幸か不幸か西洋絵画=印象派となってしまい
知識や教養が必要とされる西洋美術に馴染めなくなったそうです。
難しいっぽいことを書きましたが
誰でも少し知識があるだけで
芸術作品はもちろん、日常生活での感じ方が変わってくるのではないかと思いますし
芸術を身近に感じてもらえる少しでもお役に立てれば幸いです^^
最後に芸術作品の鑑賞スタンスをご案内しようと思っています。
僕も最近やっと芸術に対しての知識に興味が湧いてきたので
まだまだ無知ですが、間違えているところがあれば教えてください。
初回はルネサンスです☆
兵庫県神戸市中央区海岸通3番 シップ神戸海岸ビル4F
電話: 078-332-5519
営業時間: 火・木・土曜/10:00〜20:00 水・金曜/10:00〜19:30 日曜/10:00〜19:00
祝/10:00〜18:30
定休日: 月曜
アクセス:JR・阪神電鉄「元町」駅 東口より徒歩7分