お久しぶりです!
すっかりブログを書くことに飽きてしまっていたのですが
褒めていただいて急に書く気になったウエオカです。
さて今回は
有名だけど全然よくわからない
キュビズム篇です!
アーカイブはこちら↓↓↓
アートってなにがイイの?
芸術をもっと身近に☆
芸術をもっと身近に☆ ルネサンス篇〜
芸術をもっと身近に☆バロック篇〜
芸術をもっと身近に☆写実主義篇〜
芸術をもっと身近に☆印象派篇〜
芸術をもっと身近に☆フォーヴィズム篇〜
20世紀
フォービズムが色彩の革命と言われていたのと同じ頃
あらゆる対象を幾何学的図形に還元して描く技法で
形態の革命といわれ立体派とも言われているものが
"キュビズム"です
ジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソによって始められたものですが
キュビズムに目覚めたきっかけは
セザンヌが「多視点」で作品を描いたことでした。
例えば、女性を描くのに
正面から捉えた部分と、横から捉えた部分を融合させて
一人の女性像として描く。という様なものです。
2人はそれをより推し進めて
より複数の視点からの眺めを平面上に合成して表現するため
立方体つまりキューブで対象を表現しようとしたのです。
ピカソがその為のヒントとしたのが、当時
パリに持ち込まれていたアフリカの部族彫刻で
『アヴィニョンの娘たち』では
人体をあたかも彫刻の様に描きました。
『アヴィニョンの娘たち』はキュビズムの原点と言われ
その後より複雑な表現方法になっていくのですが
史実的な視点で見ると
20世紀初めの頃にフランスが
アフリカの北、西、中部を植民地化したことによって
彫刻を中心としたアフリカの美術品が渡ったことで
ピカソやマティスをはじめ、西洋美術界は大きな衝撃を受けました。
一括りに西洋美術と言えど
時代はもちろん、政治によって起こる変化によっても
美術界は大きな影響を受けます。
変わらないものはない。ということですね。
余談ですが
ピカソはあまりにも上手すぎたので
毎回作品の制作時に何かしらの制約を設けていたと言われています
例えば、「あえて下手に描く」「子供の様に描く」と言ったもので
そうした意図がどう反映されているのかを探すゲームの様な
楽しみ方もできますね。
キュビズムは難しい!!
と思いがちですよね?僕にもよくわかりません。
ですが
前回のフォービズム含め、美術史に大きな影響を与えただけでなく
現代美術にも大きな影響を与えた技法、文化だと思えば
なるほどー!と
思えるのではないでしょうか。
次回はこのシリーズを書こうと思うきっかけになった
"表現主義"です
気長にお待ちください^^
〒650-0024
兵庫県神戸市中央区海岸通3番 シップ神戸海岸ビル4F
電話: 078-332-5519
営業時間: 火・木・土曜/10:00〜20:00 水・金曜/10:00〜19:30 日曜/10:00〜19:00
祝/10:00〜18:30
定休日: 月曜
アクセス:JR・阪神電鉄「元町」駅 東口より徒歩7分
⚪️web予約はこちらから⚪️